母親から電話がかかってきた。
内容は・・・
■寿司はどうやって注文するのか?
さすが、僕の母親。
哲学的命題か何かだろう
と思ったが、そうでもないらしかったので、「買っていってやろうか?」と答えたら、どうやら父親の誕生日祝いをするので必要だと言うことだった。
ついでに、「あんたも来る?」と言われたので実家にお邪魔することにした。
父親の誕生日は数日前だったが、平日に居合わせることがない我々一族は、日曜日に先取りか先送りでお祝いをするしきたりなのだと言う。
・・・いつからそんなシステムになったか知らぬが、とりあえず、今日が父親の誕生祝いということだった。
寿司と、ケーキを購入して行くことにしたが、ふと名案を思いついてしまった。
誕生日と言えば、プレゼントだ。
実は先日、キッチンで発見したものがある。
『梅酒』
忘れっぽい僕は、これがいつ漬けられたものか分からなかった。
が・・・
ブログで確認してみると
らしい。
2年間もひっそりと身を潜めていたのだから、美味いはずだ!
てことで、これをこ瓶に取り分けてプレゼントにすることにした。
そして、もう一つ
日章旗セット
実家を出た僕は、去年から祝日には日章旗を掲げるようにしている。
実家にはそういった風習は(以前はあったかもしれないが)、今はない。
日章旗がなければ掲げようにもないだろうから、本日のプレゼントとして日章旗を選んだ。
以前はどこに売っているものか分からなくてネットで購入したのだが、日章旗はホームセンターの神棚などを売っているコーナーにおいてある。価格は1千円程度だ。
僕が子供の頃に、孔子や三島由紀夫の話をしてくれたことや、「父さんは戦争があったら、真っ先に国のために命を投げ出すつもりでいる」と言っていた父親は、いまや共産党の宣伝カーを乗り回したりしている。
父は、聞くところによると共産党員ではないのだが、民商の都合もあってか、思想的なつながりもあってか分からないのだが、そんな状態だ。
それにしても、子供に三島由紀夫っていた筈だが?
「昔の父さんはどうしたんだ?」と問うと、「何も矛盾はないのだ」と言い、「天皇については、どうお考えか?」と問うと「父さんは天皇制共産主義だよ」などど暢気に笑ってみせる。
本日も、日章旗(正確には日章旗をプレゼント用の包装紙で包んだもの)をみるや否や、
「貴様っ、よくも日本国国旗に対してつまらぬものなどとっ!!」
と怒ってみせる。
たしかに、「つまらぬものですが」とお渡ししたのだが、父の言うようなそういった意味ではない。
彼の茶目気は、底が知れぬ。
赤旗を購読しつつ、日章旗をどのように取り扱うか見物だが、政治無関心の母は玄関に設置する気満々だった。
さて、
大東亜戦争終結の翌年に生を受けた父親は御歳64。
まだまだ、元気で先が長そうな雰囲気だが、それだけに心配もある。
元気で長生きしてもらいたいものだ。
少し過ぎたが、誕生日おめでとう。
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お久しぶりです
梅酒がどんな味になっていたのか気になります。
おいしかったのかな?
re:お久しぶりです
>まいけるさん
おいしかったです!
僕も舐めてみたんですが、まろやかに極上の味でした!