週刊新潮に「変見自在」というコラムが連載されている。
辛口コラムニストの高山正之さんが筆を執っておられていて、毎回おもしろいのだけども、今回のは特に良かった。
是非、ご購入(あるいは立ち読み)をお勧めする。
■週刊新潮12月31日・1月7日新年特大号
『ユニーク日本人』(P192)
欧米人からみて、日本人は不可解らしい。
で、どこが違うか?ってところで話が展開する。
様々ある中で
ロサンゼルス・タイムズ東京特派員のサム・ジェイムスンの指摘が挙げてあった。
阪神大震災の現場
通信は途絶し、警察機能も失われた混乱の中で、山口組が彼らのアジトの前で炊き出しをして被災民に配っていた・・・
ここで、他の国ならば、どういう光景がみられるだろうか?
・・・
『略奪』
である。
そういえば、報道でよく見る光景のような気がするな・・・
地震などの災害があった地域で、マーケットにヒトが押し寄せて段ボールを持ち逃げしている姿・・・
加えて、コラムにはもう一つ日本人の姿が紹介されている。
中越地震被災地で、缶詰など2千円相当の詰め合わせを4百円で店頭に並べたスーパーがあった。
需要と供給において、需要が大きく供給が小さければうんと儲かる(と、アダム・スミスもケインズも考えたらしいが)。
こんな時は品薄だから高く売れる筈なのに、スーパーは逆に安売りをしていたのだ!
売れるほど赤字になるのを
「でも、苦しい時はお互い様ですから」
と言っていたらしい。
よその国では真理になるケインズ理論も、『あくどい商売』になる・・・とのこと。
良い話だ!
んで、最後の締めくくりはこうある。
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そんな日本の鳩山政権は二億ドルのスパコン開発費を出し惜しんだ。
その一方で排出削減にそっぽを向く支那(←シナ:中国)の温暖化対策の為に百五十億ドルを出しますと約束した。
これはユニークとは言わない。単に馬鹿という。
※()内はkazz注釈
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