臨床実習に来ている理学療法科の学生さんがいる。
学生は、知識は乏しいし、技術もない。
経験がないこともあるし・・・ある意味、それは仕方がない。
でも、情熱だけは負けて欲しくない。
傲慢かもしれないけど、「自分の理学療法でこの患者さんを救えるかもしれない」という情熱を持って、一生懸命実習中に努力する必要がある。
できるかぎり文献を引いて、「これでもかっ!」てくらいに努力を尽くす。
技術や経験は一度につかないけど、知識の動員はなんとか可能だ。
学生なんだからプロには経験で劣るのは当然。
だから、足りない分を文献などから引っ張って来るしかない。
努力して努力して、これ以上はもう何もできませんってくらいにやり遂げることが必要。
実習がレポートやら課題やらで大変なのは分かっているけど、120%の努力をすることで、これからの臨床は大きく変わる。
頑張れ!!
てことを学生さんに話した。
実習指導者は「キャパオーバー」だとか、「無理」だとか言っているけども、学生さんの底力は案外あなどれないと思う。
実習指導者はそれを引き出すことが必要だと思う。
『開眼せよ!覚醒せよ!セラピスト魂!』
てな具合に!
・・・と、思ったが
こんなの、いまの時代にそぐわない指導方針かな(笑)?
ちゃんとレポートを書いて、夜はゆっくり寝てもらうってのが今時の指導法みたいだ・・・
『根性だ(#゜Д゜)ゴルァ!!』
・・・とか言ったら、パワハラで訴えられそうだもんな。
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Unknown
実習中にゆっくり眠る・・・。考えられないです(-.-;)
私は実習中、毎日二時間程度の睡眠時間を作り出すのに、物凄い努力をした覚えがありますね。
身体的には物凄く辛かったですが、自分の治療プログラムや考察、プロセスなどに対するフィードバックが発見の連続で毎日課題が出ることが楽しかったなぁ。
自分の経験を踏まえると、学生さんの情熱が足りないとしたら、バイザーが彼等の情熱を引き出すだけのフィードバックができてないことも一理あるかもしれませんね(^人^;)
早く魅力的なフィードバックができるように日々精進していきます!
魅力的なフィードバック
>希さん
そうなんですよね・・・
ゆっくりと寝られないのが本当なんだと思います。
が、現代人は我慢をしないので、「キツイ」ってのをすぐ表情に出しますから注意が必要ですね。
(この点、今来ている学生さんは、いつも笑顔で挨拶もしっかりするのでいい子です。)
希さんのように、楽しさを見つけられると、あとはほっといても(?)、成長していってくれるんだろうと思います。
学生さんに理学療法の楽しさを伝えることが、指導者の命題の一つかもしれませんね。
フィードバックって大事ですよね。そして難しいことです。
学生さんの理解度や、求めているだろうことを察してあげることって、忍耐力がいるし、観察力が必要になりますね。
理学療法においては経験を積んでいても、なにせ学生指導に関しては、みんな素人も同然なので、模索しながらの学生指導になっています。
ウチの病院ならではの実習にしていければと、指導者(後輩PT君)と話をしました!
WOW!
お疲れさん! 私も10年近くいろんなPTのクリニックで働いていて、学生が研修や実習でよく来るけど、情熱のない学生なんて会った事ないよ!なので、KAZZの話を聞いとびっくり! PTの仕事の大部分がどうやって患者さんを勇気つけ、HEPを忠実にするように頑張ってもらったり、大切なのにね。頑張れ!!
re:WOW!
>亜也 FROM TEXASさん
テキサスからいらっしゃい!
(時差とか、どうなってんのか・・・?)
もともと情熱のある方はいいんだけど、最近は、情熱のない「ただのお仕事」として理学療法を考える方も増えてきているみたい。
学校も乱立して、定員割れしてきているみたいなので、誰でも彼でも入学できるみたいだし、入学したら卒業/国家試験合格も殆どができる仕組みになっているから・・・
アメリカの理学療法士の制度とか実情も気になるね。
また機会があったら教えて!
応援ありがとうね!
Unknown
根性論・・・基本的には私も必要だと思います。過去10数年この精神でやってきたように思います、いや・・やってきてしまったように思います。自宅に帰ってからの課題が多すぎると睡眠時間が取れず、日中の実習に集中できない・・・そんなことないでしょうか?あまりにも見学実習が多すぎる。そんな実習しているから日本の実習は進歩しないんだと思います
>ヒロさん
ヒロさん
コメントありがとうございます。
課題も、ただ学生を追い込むものではなくて、マトを得たものが必要ですよね。
そして、課題の量については、どの程度が多いか適切か・・・指導者は頭を悩ましつつ負荷をかけていくことが必要ですよね。
海外の実習がどんなだかわかりませんが、きっと体系化されているんでしょうね。