今日は18時から座談会。
今日の座談会はいつものとは違って島根大学の教授が主謀する「中間ケア」に関わる座談会。
「中間ケア(システム)」とは患者さんの急性期病院→慢性期病院の転院をスムースに行い、自宅退院を2ヶ月程度で行うための地域連携連携のシステム。
内容として
■双方の病院スタッフ/在宅スタッフ/患者さんを含めたカンファレンスを開催する
■慢性期病院の受け入れベッドを常時確保できている
■慢性期病院での集中的/短期リハを行う
■対象者はリハビリ適応の患者さんで自宅退院が可能な方。
■対象者の年齢・医療区分・要介護度葉問わない。
などの特徴がある。
この「中間ケア」のシステムは、研究的に2006年8月から施行されている。
ウチの病院には医療社会事業部という部門があって、そこに退院支援のための相談員(MSW:医療ソーシャルワーカー)を配置している。
医師と相談員が中間ケア対象の患者さんを選出(?)する・・・のかな?
中間ケアの考え方には賛成だ。
んだども、ウチの病院のセラピストには参加意識は薄かったと思う。
薄かったどころか、「無かった」に等しい。
セラピストの知らないところで、「中間ケア対象患者さん」が決まっていたので、実感が無い。
担当の患者さんが中間ケアの病床に移られたとしても、ウチのセラピストは「いつも通りの転院」としか考えていなかったと思う・・・
試しにウチのセラピストに「中間ケアって知ってる?」って尋ねたところ・・・
誰も知らなかった。
「中間ケア」という名前すら知らないセラピストもいたが、内容を知っているセラピストとなると皆無だろう・・・
(この「中間ケア」が施行されてから2年経つというのに・・・)
そんなウチの病院のセラピスト(=急性期セラピスト)に認識されていない「中間ケア」だが、今日の座談会では、提携病院スタッフからもウチの相談員(MSW:医療ソーシャルワーカー)からも好評みたいだった。
「とても良いシステムだと思います。」
という意見が主だったと思う。
ん?何?
この温度差・・・
と思っていたが
よ~するに・・・
ウチの連絡網(特に相談員←→セラピスト)が薄いのが原因だったワケか?
急性期セラピストにも転院/退院先の状況が見通せるようになれば、より計画的なプログラムが行えるかもしれない。
院外とのコミュニケーションを深めることは重要だが、院内のコミュニケーションも深めなければならないな・・・
・・・
会議は18時~21時(当初予定は20時までだったが・・・)
どうやら、この座談会での様子を録音し、掘り起こしをして本(の一章)にまとめるらしい。
黙っていたけど、もっとしゃべれば良かったかな?
(↑カットされると思うけど・・・)