KAZZ-ASH

今日の「ＮＨＫスペシャル」は腰痛についての特集だった。

■「病気の起源」腰痛の謎に迫る

なかなか、面白かった！

日本においては、一般書から専門書にまで「腰痛」の枕詞のように付け加えられている「二足直立歩行の宿命」というコトバ・・・

理学療法や作業療法の専門書においても恥ずかしげなく、このウソッパチが書かれている。
そして、構造的な問題（つまり関節の変形や筋力）がまさに腰痛の原因であると・・・信じられている。

だから、腰痛に対しては不用意にX線をあてて構造的な異常があるという診断を下して、手術をしたり腰に負担のかかる動作を禁止したり、安静臥床を推奨したり、筋力を鍛えたり、ストレッチしたり、マッサージしたり・・・と、そんなアプローチがとられている。

んが・・・
そういったアプローチが効果をあげているかと問われれば・・・
疑問・・・

腰痛は、構造的な問題・・・のみではない・・・てか、構造的な問題で腰痛が生じるのは一部。

そして、腰痛の原因はいまだによく分かっていないのが現状のはず！

そして、WHOも腰痛の定義に「社会心理的」という文言を付けことからもわかるように、腰痛の原因の幅はかなり広いだろうと思われる。

現状はどうだろうか？

痛みの原因には「心理」が重要に関わってくる・・・とかいうと、小馬鹿にされる。

腰痛（治療）から逃げていると思われる。
医学から逃れていると思われる。
あたかも、「原因不明」から逃げていると思われてしまう。
偏った考えだと言われたりする。

・・・なぁ～んて、モンモンとしている僕に光を当ててくれるような内容だった。

何よりも、菊池教授がかっこよかった。
はっきり言ってくれたな！

NHKはよい挑戦をしたと思う。

そして、（たしかに言葉足らずなところもあったかもしれないが）一般の方向けに作成された番組で、いろいろわかりやすく配慮されていたと思う。

そして、「理学療法士ジャーナル」「作業療法士ジャーナル」！
一般人向けのテレビ番組に先を越されてしまったね！

あ、そうそう！

そこの興味のある方っ！

見逃しちゃった方っ！

僕ちゃん、録画しちゃってますよ！
（ウフッ）

参考

NHKスペシャル「「病気の起源」腰痛の謎に迫る」