掴(つか)まない
先日、リハビリ科内の勉強会で、課長が紹介してくれたこと。
介助において、患者さんの衣類を掴(ツカ)むことは、患者さんの尊厳を傷つけることにもなるということ。
掴んで引っ張り挙げて移動させることは、専門家ならばしてはいけない。
・・・ということで、たしかにたしかに!
失礼ながら、そういう思いで移乗動作の介助にあたったことはなかったので、注意してみると・・・
掴んでいることがある!
他のセラピストをみてみても、掴んでしまっていたり!
(目を光らせてる!!)
では、どうやって掴まない方法で介助を行うか・・・
というのは、案外簡単に解決できた。
持ち方、身体の使い方、動作方法などで。
技術的な問題よりも、結構、無意識に掴んでいることもあった。
配慮の問題かな?
しかし、どう工夫しても難しい例も存在した・・・
介助の際に衣類を掴まなければ、動作介助が出来ない・・・
こういった場合に対して挑戦をしている。
最近は、担当の患者さんに対して
『掴まない』
と呪文を心で唱えてからセラピーにあたるようにしている。