「家には帰りたいけど・・・先生とお別れするのは悲しいです~」
と、言ったおばあさんの頬を涙が伝った。
おばあさんの頬の皮膚はセルロイドみたいに乾いていて、流れる涙もポロポロとはじき返していた。
おばあさんの退院が決まったのは機能回復がうまい具合に進んだからだ。
年のせいもあって完全回復には至っていないんだけどね。
大好きな畑仕事は春まで持ち越し。
それまでは、今まで通り小説を読んで過ごすらしい。
念のため訪問看護も計画された。
退院前に、おばあさんはよく泣いた。
・・・が、それもかわいらしかった。
「リハビリ」は好きだったらしい。
「家で寝たきりになっていないか、退院したら見に行くからね!」
ってことで、毎回おばあさんは納得された。
家までの地図も用意してくれてさっ!
んで・・・今日は訪問することにした!
今日は休暇なんだけど、職場に用事があったので、その帰りに寄ることにした!
おばあさんが入院中に用意してくれた地図をたよりに・・・
(なんだけど、かなりローカルな情報で、笑える反面、ナカナカたどり着けなかった)
そうそう!
クリスマスも近いのでプレゼントにポインセチアを用意した!
喜んでくれるかな?
無事家にたどり着き、
孫娘さんに、部屋を案内されて、行ってみたらば・・・
zzz(=_=)
寝てんじゃ~ん(笑)!!
コンチャー(○´・д・)ノ
って声をかけたら、すぐに起きて健在をアピール!
お話を聞くと、退院後の生活も順調で元気にしているとのコト。
急性期の病院にいると、患者さんの退院後って気になる。
(気になっていたら、再入院されたりね)
次は、おばあさんが畑仕事しているところを見に行きたいな!
それまで元気になってくれよ~!
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おばあちゃん
嬉しかっただろうな~
誰かが見ていてくれるっていうだけで人は頑張れますよね
回復を危ぶまれていた患者さんや利用者さんをついうっかり(笑)うまいこと良くしちゃったせいで「別れが辛い~」とのた打ち回るセラピストも案外居ます。
その姿をまた愛らしいと思う私・・・。
関わった人がみんな地域で、ご家庭でずっと幸せに過ごして欲しいと思う私達。
でも現実はまた再発、発病と色んな場面があります。
そのすべてのシーンを切れ目なくカバーできる連携が私達の地域にも欲しいですよね。
いつも思うのはお別れのときに「また来て下さいね」と思わず言いそうになり・・・ダメダメ!って感じになること(笑)
じゃあ、会いに行くしかないよねぇ?
はじめまして
初めまして!kazzさんのブログをいつも拝見させて頂いてます。僕は2年目のPTで回復期の病院にて働いています。このブログを通してkazzさんの人としてそしてPTとしての姿勢を感じ、反省させられています。2年目なんですがぜひともいろんな面で意見を聞いて頂きたいと思い、コメントしました。よければこれからもコメントさせてくださいm(_ _)m
>女医Mさん
おばぁちゃんは「ほんとに来てくださった!」って喜んでおられました。
孫娘さんも、突然の訪問にビックリされてました!
患者さんとの別れって、微妙なんですよね。
なんか、ホロ寂しい気持ちになるというか・・・
不安や期待もあるんですけどね、セラピストとして・・・
たしかに、今の状態では、患者さんへのアプローチってとぎれとぎれになっている気がします。
僕は、急性期病院で感じていますし、それぞれも分野の方が感じておられる事だと思います。患者さんやご家族は、もっと感じて・・・というか体感されているんでしょうね。
連携連携!形式だけにとらわれず、患者さんをハッピーにしていくような連携をつくりたいですね!
「また来て下さいね」
そうそう!
僕もそういいそうになります!
退院日に、「お元気で!じゃぁまた!」
って・・・
「元気で来てください!」って言い直しますけど(苦笑)!
>リアルさん
ようこそようこそ!
コメント大歓迎です!
2年目・・・というと、僕は長期療養型病床群にいたころです。
4年努めて急性期病院に移って、今9年目なんですけどね。
(時が経つのは早いっ)
本音は慢性期(今はこういう表現しないのかな?)が大好きなセラピストなんですよ!
リアルさんも、回復期のセラピーがんばってくださいね!
またコメントお待ちしています!