リハビリ関係者(で,ネット環境にある方)ならば,見たことがあるのではなかろうか?
といっても,最近はあんまり見てなくて,某OT係長に「おもろい記事があるよ」と促されてみてみた.
10/2の記事「檄文 ~療法士諸氏に期待する~」に激しく同感!
・・・というか,焦る(笑)!
「心ある優秀な療法士諸氏の自覚と活動に期待したい!」
ズバァァァ
って,パソコンの画面から指差されている気がしたよ!
(ま,優秀な療法士ではないけど・・・)
先日も,日本海新聞の記事「「いのち見つめて 地域医療の未来」」に
「障害があっても暮らしているまちづくりこそがリハビリテーション。機能回復訓練はそのごく一部でしかない」
てのが載っていて,ちょっと不快感.
発言者(←お世話になったOT先生です)の意図は知らないが,
「機能回復訓練にこだわるなよ,リハビリは社会適応でしょ」
と,とらえかねられない.
『機能回復訓練を最大限行っても・・・それでも後遺症を残してしまい,患者さんが社会で暮らすには困難がつきまとう.だから,そういった町づくりが必要なんだ!』
てのだったらわかりやすいんだけど・・・
僕のかぁちゃんが脳卒中になったら,できるだけ後遺症少なくするようにがんばると思うけどな・・・
・・・うん,やっぱりそうだ!
「機能回復訓練は"ごく一部"」でもないし,「町づくり"こそ"リハビリ」てのはちょっと飛躍している気がする!
みなさんどうなの?
まぁ,新聞の記事なので此処だけ取り上げられたかもしれないけどね・・・
先日の講演でも講師の先生が
『どうやら,"ADL加算"が出たあたりから,ADLに変に偏重しすぎている気がする.麻痺は麻痺の治療が必要ですし.機能回復訓練は重要.』
という内容のことを言っておられた.
(ぼくの感情が入っているので,多少ニュアンスが違うかも・・・)
やっぱりそうだよな・・・
先の日本海新聞の記事が出た後だったので,ちょっとモヤモヤがすっきりした.
やっぱり「セラピーしている」独特の感じって必要だと思うけど.
ま,記事を読み比べてみてはいかがでしょうか?
いろんな見方があるのでは!
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同感
ADLはもちろん大切だと思いますが,ADL至上主義はいかがなものかと….やはりセラピストとして患者を治したいですね.
「右手は使えないけど左手でできるからいいじゃん」的な発想や,患者が「麻痺を治したい」って発言したら「障害受容ができていない」などと言うようなセラピストにはなりたくありません.
>Uさん
同感!
とくに,先ず「障害受容」という語を振りかざして専門職顔している人は,いかがなものかと・・・.
やはり,リハビリテーションに必要なものは「希望」なんだろうな・・・なんて思ってる!
その「希望」を,「いや,実生活では・・・」とか,「受容ができていない・・・」とか,「統計では・・・」なんてくだらない話でセラピスト自身の力量不足をごまかしてはいけないよね!
だって,セラピストって専門職だよ!技術職だよ!
できたら素敵な仕事(セラピー)したいよねっ!