今日は,山陰運動療法研究会主催の
■筋触察講習会
僕は,受講生ではなく,講習会の企画の方で参加した.
今年度でこの講習会を企画したのは3年目(つまり3回目).
4回/年のコースで受講生は30名程度.
このコースを通して,全身の筋(全てではないけれど)を触察する.
講師は,日本医療福祉専門学校 理学療法学科の磯貝香(いそがいかおる)先生である.
磯貝先生は,
■骨格筋の形と触察法(写真)
の著者の一人である.この本は学校の教科書として用いられたり,臨床家の必読本となっている.
・・・第2版が待ち遠しい.
ちなみに・・・
実は,この本のイラスト(筋や骨)は磯貝先生が描画しているのだ.
よ~くみると「K.Isogai」と筆記体でサインしてある!
理学療法士は,体中にある筋肉の配置や特性を知っている必要ある.
どの筋肉が,「どこの位置についていて」とか,「どのような形で」とか「どのような方向に」とか「どのような関係で」とか「どのような硬さで」とか「どのようなボリュームで」とか挙げればキリがない.
体表上から,(皮膚を通して)筋肉を触ることを筋触察(触診)というのだ.
今回は4回あるうちの第1回.
時間割は以下の通り.
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テーマ:肩関節拘縮、腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎
9:00?10:30 肩甲骨
10:30?11:10 三角筋後部線維
11:10?12:30 棘上筋、棘下筋、小円筋
12:30?13:30 昼食
13:30?14:30 鎖骨、肩鎖関節、大結節、小結節、烏口突起
14:30?15:20 三角筋前・中部線維
15:20?16:20 上腕二頭筋、烏口腕筋
16:20?17:00 肩甲下筋
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僕は,研究会役員の仕事としてビデオ撮影をしていたのだが,毎度思う.
講義が丁寧で非常にわかり易い!
しかも,磯貝先生は鉄人のごとく,一日を通して昼食以外の休息を取られないのだ!
磯貝先生を前にして,「疲れた」などと,とても言えない・・・.
これだから,受講生も黙々と実技練習に打ち込むことができるのだろうと思う.
こんな先生と巡り会えて,本当に感謝感謝だ!