スポンサーリンク

摂食・嚥下症例検討会

Weblog

毎月一回

症例検討会を行なっている。

かれこれ2年くらいになるのだろうかな?

元々は、歯科医師をしている高校の同級生からの相談だった。

『歯を治しても、食べることができていないんじゃないか?』

という彼からの純粋な質問。

たまたま嚥下に関わる勉強会で彼と遭遇して、相談された言葉だ。

「食べる」ために必要なのは、歯だけではない。

飲み込みそのものの反射の力や体力、いわゆる身体の運動能力、認知の能力、環境、本人の嗜好・・・などがさまざまに絡み合って行われている。

何らかのご病気で薬剤を使用している場合は、それも大きく関わってくる。

一生懸命に歯を治してもそれだけでは太刀打ちできないものだ。

で、
それに気づいた歯科医師の彼は、どうにかしようと思ったわけだ。

最初は
喫茶店で二人で始めた検討も

今では
外科医、内科医、歯科医師、歯科衛生士、看護師(認知症看護認定、摂食・嚥下看護認定)、理学療法士、言語聴覚士、ケアマネ、管理栄養士・・・などが参加している大きな会になっている。
僕を含めNST専門療法士もいるので、そう言った視点での討議もできるし、僕ら理学療法士の知られざる歯科治療の話を聞いたりもできる。

最近では、WEB中継させて、とある大御所の先生や大学スタッフ(医師)からも意見を伺うようにシステムが拡大している。

専門家が集まって、実際の患者さんの情報をもとに、さまざまなことを話し合う。

発案者の彼は、真面目で優しい人間で
いまだに「いつも協力してくれてありがとう」「意見もらえてよかった」と行ってくれるが、こちらが大いに勉強させてもらっている。
多分、参加者はみんなそんな感じていると思う。
なので、遠方からも、多忙な中でも、参加しに来てくれる。

長い間この検討会を行なっていると、初めの頃に検討した患者さんが、今どうなっているかという話も出る。

中には亡くなられた方もおられるが、劇的な改善をされた方もおられる。
寝たきりで意思疎通できなかった方が、椅子に座って笑顔で食事をしていたりする。

なんかのきかっけで、物事は大きく変わる。

なので、こういったアイデアを出し合うようなカンファレンスや検討会は大切だなと思う。

願わくば、自分の施設でこう行った活動が広がっていけばいいのだけどもと思うが、、なぜだか、自分のいる病院などでは活動は広がらない。
勤務の場という意識がそうさせるのかもしれないし、管理場面では責任がどうたらとかいう話にもなるかもしれない。

しかし、救いたいのは、自分の病院にいる患者さんだけではない。

救われる人がいれば、どこでも手を指し延ばせばいいじゃないかと思う。

どのみち、こういう検討会での知識は間接的に自分の職場にも反映されていくことになるだろうと思うし。

そういう
思いの詰まった検討会。

だが
今日は開催を忘れていた(爆)

僕の性格を知っている方からメッセージがきて、気がついたので助かった。
さすがチームプレイ!

というわけで、
検討会終了後は、いつものことながら夜ラーメン

食べるって幸せ
(*´∀`*)

また来月が楽しみだ
(忘れないようにしないと・・・)

コメント

タイトルとURLをコピーしました