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「ねまる会」デビュー!

理学療法/病院

今日は、

講義依頼を受けていて、仕事終了後に斐川(ひかわ)に移動。

斐川生協病院
19:30~
ねまる会

先週だったか、510君に1時間ほどの講義を依頼されていた。
お題は「腰痛について」!!!!

つい2日前に長谷川淳史先生の講義を受けたばかりだから、なんとなく心強かったが、資料作成が手つかずだったので、昨夜はあんまり眠れなかった。
ネム~ ヘ( ´ρ`).。o○
「こう言うことを伝えたい!」という思いが強くなり、構成がどうとかいうことをおいていたのだ。

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ねまる会」は、月一で勉強会をしているということで、もう8年も続いている会らしい。

僕も、以前から話には聞いていたので参加したいと思っていたが、今回はじめてにして講義を依頼された。
これも、なにかのご縁だろう。
てか、直接的には510君に感謝だ。

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さて、仕事を終えて滑り込んだ会場。

まずは、510君の「移乗」に関する話からスタートした。

510君の「移乗」に関する話を聞きながらも、「腰痛」の話をどう話を進めていこうかと、まだ決定していなかった。

パワーポイント資料は、長谷川淳史先生の資料のほぼ全面パクリなので、資料上は構成立っている様に見える(笑)。
それにしても、膨大な資料なので、どう伝えようかという部分に関しては困ったことになる。

今回は
「誤謬(ごびゅう)」
ということにテーマを置いた。

「誤謬(ごびゅう)」とは、「まちがい」のこと。

「腰痛」については、一般人のみならず、医療従事者も信じている誤った情報は、あまりにも多い。

メディア(新聞、雑誌、テレビ)や医療者が、誤った情報を広めている。

例えば
「腰痛がおこったら安静臥床」
「腰痛の起こりにくい動作や姿勢」

などを言うこともあるかもしれないが、どこにその根拠があるのか・・・
まったくないのである。

それどころか、こういった誤った情報が腰痛発症者を増やしたり、重症者を増やしてたりするのではないか?

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とにかく、
今日の講義の組み立ては、ねまる会の参加者に

「え?そうなの?」

と思われるような話を提示したいと思った

のが、開始数分前(笑)。

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パワーポイントも用意していたけども、
開始は話だけにした。

バインダーに書いたメモを中心に話をした。
30分程度、あらかた話をした後で、スライドで論文のアブストラクト(要約)などを提示し、データでの確認を行うよにした。

いくつか笑いも取れたが
何よりも楽しめたのは、僕だったのではなかろうか?

腰痛についての話はしばしばするのだけども、「講義」という形で形式的に話をすることは無かったから、かなり勉強になった。

終了後も、良い意味でいろいろと反省があった。

もっと強調すべき所があった
言い忘れていたことがあった

などなど。

なにせ、ほぼブッツケ本番でやっいるので、後から思うとミスも多いことに気がつく。

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さて、医療関係者として、正しい情報に触れておくことは必要である。
が、その「専門書」は、こと腰痛については誤っていることが多い。
なにせ、いまだに「構造上(生物・解剖)の問題」として腰痛を語っているからだ。
これでは不十分(あるいは誤り)と言わざるを得ない

今日も、長谷川淳史先生の資料を多数(ほぼ全部)用意して、紹介させてもらった。

「出版物」という性格上、時代に左右される内容や、覆された内容も含んでいることは認める。

けども、いま我々亜が持っている腰痛の常識ほど、不確定なものは無い。

時によっては、患者さんに毒を盛ることになる。
ガイドラインに「すべきではない」「すすめられない」と書いてあっても、平気にその行為を推奨している専門家もいる。

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1時間、それ以上の話をしたと思うけども、皆さん真面目に聴いてくれたのはありがたかった。
僕もテンションが挙った。

『行動しなければ意味が無い』
『停滞は後退』

長谷川淳史先生も調子を強くしておっしゃっていたが、僕も一理学療法士として出来ることを、進めていこうと思う。

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参考

腰痛治療最前線―アスクレピオスとカデューセウス
ねまる会
Present is a Gift
KAZZ BLOG「腰痛」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事

コメント

  1. 510 より:

    誤謬
    先日から引き続いて、ありがとうございました。

    参加者の方々の反応もですが、
    kazzさんの非常にイキイキとされた様子も見れて非常に良かったです。

    しかし、反論があります。
    依頼をしたのは1週間前ではありません。
    これこそ、まさに誤謬、です。
    ジャスト2週間前ですのでお間違いなく。
    (なんとちっちゃな人間だろうか…)

    何はともあれ、本当にありがとうございました!

  2. kazz より:

    >510さん
    「先週だったか」=1~2週くらい

    てことで、幅を持たせた感じなので誤謬ではない(笑)!
    (なんとちっちゃな人間だろうか…)

    また、よろしくね~

  3. koko より:

    Unknown
    9月ねまる会で腰痛についての講義を聞けてよかったです。私は何も知らなかったので、いろんなことが驚きでした。

    私はなんて無知だったんだ・・・と反省しました。腰痛のベルトを販売しているので、もっと勉強しなきゃいけんな~と思ってしまいました。

    私も大量に放射線を浴びているので、ちょっと癌のお話は怖かったです。
    これからMRIやCTはほどほどにします・・

    最後にごあいさつができなかったのが心残りでした。
    本当にためになりました。
    ありがとうございました。

  4. kazz より:

    >kokoさん
    コメント&感想ありがとうございます!

    放射線の話は注意が必要です。
    あくまで、無意味な被爆は避けた方がよいということです。
    なかには、医師から「必要ない」と言われても、納得せずに放射線の検査を受けたがる方がおられるようですが、もし必要な検査であれば、やはり必要なのです。

    MRIは磁気なので、放射線被ばくはありません。

    では、またどこぞで会いましょう!

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