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金閣寺

三島由紀夫の金閣寺を読んでいる。

金閣寺 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社

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イメージとしては夏にぴったりだ。

いろんな文字を読んでいるのだけども、「小説」は久々な感じがする。

そして、やはり小説は強烈で、その日一日や、周辺の生活が著しく影響される。

知識を積むとか、哲学を深めるとかいった程度ならまだしも、自分の思考が乗っ取られ、腑抜けになってしまう、あるいは何か今までの自分とは別物の人格が自分を支配しているような感じになる。

まぁ、それが小説の良い所でもあるのだけども・・・

昔であれば
三島由紀夫の文学は、「なんだかややこしい」といいった印象を持っていた。

しかし、いまは、そこにある文字が生身の僕に届くように感じる。

「金閣寺」の告白形の小説がそうさせているのかもしれないのだけども、ロックを聴いているときの感覚に似ている。

そうして感じると、三島由紀夫の語や文・・・総じて表現は、あまりにも危険だ。

もうすこし、客観的に読めた方が良いのかも知れない。

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