きえていく

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きえていく
 きえていく

記憶がどこかに消えていく・・・

あなたが誰かも消えていく

ここにいる
理由もどこかに消えていく

私が誰かも

きえていく
 きえていく

大切だった約束や
これからやりたい夢とかも

私らしさも欠けていく

時には妾(わらわ)
時には少女

今が刻々変わってく

今の波が次の波を
次の波が今の波を

けしていく
 けしていく

5分の今が

私に残った記憶の力

5分がゲンカイ・・・

死にたくなった
私を励ます
あなたの顔がわからない

小さな頃のあなたを知ってる

そんな気がする

だから今すぐ
助けにいかなくちゃ

今すぐここを
出て行かなくちゃ

なのにみんなが
私を止める

けしていく
 けしていく

きえていく
 きえていく

ねぇ
わたしをここから
つれてって

光の中で
あなたを抱いた
ことがある

小さなあなた
小さな手をした
子供のあなた

あなたの手を引く
私のいまは

どこかとおくに
きえていく

きえていく
 きえていく

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この記事へのコメント

  1. Unknown
    辛い詩ですね。認知症の方の詩でしょうか?不安、恐怖、落胆、絶望、周りの理解を得られない苛立ち、哀しみ、情けなさ、寂しさ。色んな感情と戦っていかなければならない認知症の人達。母もそこを通っていったのです。きっと。

  2. >cyamaさん
    認知症の方の詩・・・というか、その方達の言葉、心に入り込んだらこんな表象なんだろうか・・・というものです。

    ・・・そうなんですよね。

    現場を考えると、病院のスタッフでさえ、素人的な対応で認知症の方ととつきあっている場面が多いです。

    ただ単純に「ワケの分からないことをする人」という対応ではダメなんだと思います。

    どこまで患者さんに寄り添えるのか分かりませんが、まだまだ努力して改善していけることって多くあると思うんです・・・。

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